明星幼稚園公式ブログ

「大きくなったらなりたいもの」いくつある?

Vol.46 2021.11.17

イベント

 今年の秋は突然やってきたような気がしています。着る服も急に長袖が必要になりましたね。日中は日差しがあれば温かく、暑いほどの日もあり、随分と過ごしやすくなりました。
10月は2つのことが印象に残っています。




  【年長組対象 JAXA宇宙教育センターとの連携活動】

 以前にもお知らせいたしましたが、教員が2回にわたってオンラインでJAXA宇宙教育センターと研修を行いました。(その様子はこちら
その後今回の活動に向けての具体的な打ち合わせをオンラインで行い、当日は「傘袋ロケットをとばそう!」という活動に決定しました。

担任は導入として子どもたちに、JAXAのこと、宇宙のこと、ロケットのことなど、興味が持てるように伝え、絵本「パパ、お月さまとって」(エリック・カール)の読み聞かせをし、準備しました。

年長組では、1学期に実施を見送ったプラネタリウム見学(12月に実施予定です)、代わりに行ったホールで見た星の映像、廊下に張り出した季節の星座のポスター、お月見に合わせた満月の話など、すべてがこの活動と繋がり、さらに今後の活動にも繋がることを意識して計画していきました。

10月28日は天候に恵まれ、そよ風が時折吹く程度の「打ち上げ日和」でした。
JAXA宇宙教育センター(相模原)からは3名(男性2名・女性1名)がご来園くださいました。はじめに年長3クラスを回って自己紹介をしていただきました。
その後1クラスをお一人ずつ担当し、モニターで映像を見ながら、宇宙やロケット、月についてのお話をしていただきました。
どの子も集中して映像を見ている姿から、「宇宙」は幼い子供から大人まで多くの人を魅了する分野なのだと改めて感じました。
そのあと「じゃあ、ロケットを作って遠くに飛ばそう!」とロケット作りが始まりました。作業前のお話で、ロケットについてのイメージがたっぷりと持てた子どもたちはとても集中して作業に取り組んでいました。

園庭ではどうやったら遠くまで飛ぶか何度も何度も工夫する様子が見られました。
印象的だったのは、自分ではうまく飛ばせなくても「飛ばしてごらん」と私に貸してくれて、私が遠くに飛ばすと満足気なお顔で、次はJAXAの方のところへ行って「飛ばしてみて。」と、再び遠くへ飛ぶのを見て、誇らし気な表情の男の子です。
自分の作ったロケットが高性能で、きっととてもうれしかったのでしょう。

JAXAの方は活動が終わってからも子どもたちの質問に丁寧に答えてくださっていました。来年度以降も年長組の活動として継続できたらよいと考えています。



  【火災避難訓】

その翌日29日は栄町消防署から消防士の方々が来て、子どもたちの避難の様子を見て講評をくださいました。
その後消防士さんの指導の下、教員が消火訓練を行いました。お話がとても上手な消防士さんが「みんなの応援が無いと先生たち上手に火を消せないんだよ!みんなで応援してね!」との声掛けに、子どもたちはまるでヒーローショーのように「がんばれー!がんばれー!」と声援を送ってくれました。

年長のみ近くでポンプ車を見せていただき(年中少は塀越しに少し見ることができました。)収納部をあけて説明もしてくださいました。
たっぷり膨らんだ防火服の4つのポケットからは長短様々なロープが出てきて「消防士さんはロープおじさんなんだよ」との会話に年長の女の子たちは大笑いしていました。
 
年少さんの男の子でもっとゆっくりポンプ車を見たかったと、おへそが曲がってしまったお子さんがいました。その気持ちもわかりますが、時間の都合でごめんなさい。
来年また来ていただきましょうね。ただし火災が発生していたら来ていただけません
ので、皆さん火の元にはお気を付けください。

 この二つの体験や今後の体験を通して、子どもたちがたくさんの職業に触れ、将来の夢の選択肢が一つでも増えて、大きな夢が描けるように願っています。


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