「スカッとさわやかに…」
この言葉は、私が教師になったときの最初のクラス目標で、それ以来、いつも担任したクラスの黒板の上に「合い言葉」として掲示してきました。 この明星小学校でも校長室に掲示し、機会あるごとに「さわやかな人になるためにはどのようにしたらよいのか」を問いながら、子どもたちと「さわやか探しの旅」をしています。
例えば、全力を出し切ったときの気持ち、その時流した汗の味は、実にさわやかです。 また、全力で取り組んでいる人の姿や笑顔を見ると、さわやかな空気を感じます。自分のことをいつも誰かが見ていてくれる、想っていてくれると感じたときや、友達や周りの人の優しさや思いやりの気持ちに出会ったとき、みんなと一緒に物事を成し遂げたときなども、さわやかな気持ちになります。
また、そのさわやかな気持ちが、みんなと一緒にやりたい、みんなの喜ぶ顔がみたい、といった次へのエネルギー源になると感じています。
「教師の授業力」と「チーム学校力」
明星小学校では、建学の精神「和の精神のもと、世界に貢献する人を育成する」を受け継ぎながら、「賢さ」と「豊かさ」を兼ね備えた、輝きをもった子どもの育成を目指しています。
教育は、3年後、6年後、9年後の姿を想い、今何をすべきか考えていくことが大切です。 そこで、独自の2つのプログラム(①これからの社会に必要不可欠な英語力と理数力の育成、先進的プログラミング教育を重視したプログラム、②五感を通して学び、生きる力を育むプログラム)を中心に据え、子どもたち一人ひとりの個性が輝き、笑顔あふれる学びの場を創っています。
また、教師の授業力や人間性が子どもたちに大きく影響することを考え、教師に必要な資質・能力、授業力を切磋琢磨しながら豊かなものにしています。
子どもたち一人ひとりの幸せを願う。それは、教師も保護者の方々も共通の願いです。 保護者の方々も「チーム明星」の一員となっていただき、「さわやか探しの旅」を楽しんでいただきたいと思っています。 そして、この学校で6年間を終えたときの卒業式、あるいは、卒業してからも、この明星小学校を母校として過ごせてよかったと思って欲しいと感じています。
どんな子も心開いて、学び、成長していく、さわやかな風が流れる学校を目指し、子どもたち、保護者の方々、教職員一同がチームを組んで一緒に学校を創っていく、それが私の学校づくりの強い想いです。
是非、一緒に創っていきませんか。
もちろん、合言葉は、「スカッとさわやかに!」。
明星小学校 校長 細水保宏