きらきらHappy Days

ちえこ
先生の

季節と圓行事

Vol.25 2019.09.05

保育について

2学期が始まりました。
夏休みはそれぞれのご家庭で、この酷暑を乗り切る工夫を凝らしてお過ごしだったことと拝察いたします。厳しい暑さも多少は和らいだのでしょうか。そう願いたいところですが、おそらく残暑の厳しい中で始まる2学期です。睡眠と3度の食事は、大人も子どもも1日を意欲的に過ごす源となります。
幼児期は偏食のお子さんも多く見られますが、少しずつ、心と体の成長に必要な栄養素をバランスよく摂取できるようにしていきたいものです。

苦手なものを食べてもらうのは大変ですが、幼稚園では栽培やクッキングで食に興味を持ち、食わず嫌いを克服できたお子さんも多いです。ご家庭でも諦めずに何度でも工夫していただき、この食物が必要な理由を分かりやすく説き、少しでも食べられたときには大いに認め励ましていただきたいと存じます。

さて幼稚園ではこれから運動会に向けての活動が活発になっていきます。
年少組は初めての運動会です。大勢のご家族の前でお遊戯やかけっこを行いますが、当日を迎えるまで実感がないまま練習をしていくわけですから、担任は楽しく興味をもって参加できるようにアイデアを駆使していきます。はじめから全員参加で練習できることはまずないですし、当日もありのままの姿で、どんなハプニングがあるか楽しみでもあります。とにかく参加することに意義があります。

年中組は2度目の運動会です。昨年の記憶がないお子さんもいますが、特別なことではありません。
年少の運動会はこんなにかわいかったとか、泣いていたねと話してあげてくださいね。年中になると全員で力を合わせて完成させるパラバルーンの表現を行います。こちらも毎年はじめから全員がスムーズに参加するわけではないのですが、練習を重ねるうちに集団の中での自分の役割を実感し、責任感が芽生え、出来栄えに充実感を持つことができ、それが自己肯定感(自信)につながっていきます。

年長さんは運動会の一番の主役と言えます。お遊戯、クラス対抗リレー、係活動など、単に見ていただくだけではなく、当日までにどれだけクラスの仲間を意識し、励ましあい認め合えるか、自分の責任で最後までやり遂げられるかが目的です。
集団の中の個の活躍により、一人ひとりが自分の中に達成感を抱き、自然と自己肯定感が高められていきます。

何十年と繰り返されてきた運動会と言うひとつの行事ですが、幼児の成長に大きな意味を持つといえます。

さて話は変わります。それは私が最近心配していた事があったのですが、ある日メディアで私の心配事をそのまま取り上げているのを見る機会がありました。世の中には同じ事を感じている方が私以外にも多くいらっしゃるのかと思った次第です。

それはある休日に観葉植物でも買おうかと自宅近くの大型園芸店へ行ったときのことです。
ベランダ菜園がブームとかで、路地に様々な野菜の苗が並んでいました。驚いたのは同じ並びに、まだ青い果実の実ったパッションフルーツやハワイのレイに使用される香しい花が咲くプルメリア(こちらはまだ蕾のない苗でした。)などの熱帯植物の苗が置かれていたことです。食虫植物も多種並んでいました。
おやっとその時思ったのです。やはり日本は熱帯化していると。そういえば園庭のみかんもここ数年たくさんの実をつけます。みかん好きの園児にとっては何とも楽しみなことでしょう。

さて話を元に戻しましょう。いったい何を心配しているかというと、日本の学校、幼稚園などはその四季に応じて様々な行事があります。特に運動会は春や秋に実施されることが多いのですが、近年はこの時期でも晴れれば気温が上昇し、雨が降れば豪雨と呼べるほどに降り続くことがあります。そして台風は日本の近くで発生することも多くなり、大型化し、被害が甚大です。「線状降水帯」や「経験したことのない大雨」という文言を聞くようになったのもここ数年ではないでしょうか。春や秋が運動会に適した季節とは言えなくなってきています。こうした気候の変動は屋外での活動を制限せざるを得ません。
数年後、幼稚園や学校の運動会は冬の開催になっているかも知れません。

この8月も九州地方で大変な降水量で災害が発生しています。ご関係の方には心よりお見舞い申し上げます。

年長組 運動会の練習が始まりました。

年中組 パラバルーンの練習