廣部隼也さん

大切なことは、野球から教わった

皆で協力してひとつのことを成しとげる楽しさを学んだ四年間

明星大学との出会いは、野球です。高三の秋に、野球部のセレクションを受けるため、石川県から出てきました。

大きい、きれい、華やか。それが、初めて目にした明星大学の印象です。コーチや先輩たちも優しくて、知らない東京で野球に挑む不安が取りのぞかれるような気がしました。その後AO入試を受け、年内には明星に進むことが決まり、二月から立川に住み、練習に参加しました。一年間は選手でしたが、二年の時からは学生コーチとして全員で一部昇格をめざし、練習の日々。辛い練習メニューでも盛りあげてくれるキャプテン。上司にあたる投手コーチには、野球の奥深さだけじゃなく、社会のことも含めて本当に多くを教わることができました。

一番の思い出は二年の秋。悲願だった首都大学野球一部リーグへの昇格を決めた入れ替え戦。あと一人という時、感極まり、皆が号泣しながら「栄光の架け橋」を歌っていましたね。野球一筋でしたが、皆で協力してひとつのことを成しとげる楽しさを学んだ四年間だったと思います。

ローソンマートに入社し、配属となった店舗に野球部の一年上の先輩がいたのは幸運でした。見るべき背中があるだけでなく、別人のように成長されていて、 一年でこれだけ差ができるのかという刺激がありましたから。その先輩はもう異動になりましたが、一歩でもまた先輩に近づければという思いで仕事に打ちこむ毎日。野球を通じて教わったすべてが、いまの自分の力の源ですね。

写真:廣部 隼也さん 廣部 隼也さん

筆者プロフィール

SNSでシェアする
Facebookで共有する
LINEで共有する
Twitterで共有する