熊本みよきさん

輝かしい星

児玉九十先生の御高名は、小学生の時から新聞で知っていた。
小学校の先生に褒められたから忘れることはなかった。
一九六四年、多摩丘陵の雑木林があり、雲雀が翔ぶ此処に移り住んだ。
杉並区の区画整理で、多摩の方に移住先を探しに来たのだ。
当時、丁度明星大学が建てられていた時だった。
「ここが良い。ここに決めた!」
と、小さな住宅を建てた。
明星大学は、小学生の時に御高名を覚えた児玉九十先生が学長であられると聴いた。
昭和四年、九州は筑後生まれの私が、東京に来て、
あの偉大な児玉先生の建学された明星大学の聳える雄大な学舎を朝夕、仰ぎ見ている。

明星大学は、公開講座を開いてくださる。
教育学、心理学、人文、自然、地域、、、。音楽会、演劇も。
明星大学の学生達の演奏や合唱は素晴らしい。
小学校唱歌を私共も歌って、心身共に蘇る。
佐藤勝彦先生の宇宙137億年の名著を読み、御講義も聴いた。
「素粒子論とアインシュタイン相対性理論の融合!『インフレーション理論』はこうして生まれた」と。
「星に生物が生きているかもしれない」と。
「『地球という星の、明星大学で、宇宙の講演会に、人間が集まっているよ』と話ながら、私達を観察しているかもしれない」と聴いて興奮する。

昼の空や雲、日の光や風、水・・・。
馬場あき子氏の和歌について、
齋藤孝先生の人間の教育、
能舞台は装束も見事なものであった。
明星大学の通信教育で超高齢ながら学んだ人も居られる。

明星大学は、輝かしい星である。
どうかお導きください。と、希う。

写真:熊本 みよきさん 熊本 みよきさん

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