坂本万里子さん

コミュニケーションの喜びを授かった場所

安心感いっぱいの明星のおおらかな環境

中学から明星学苑に進みました。心が通いあって、友達との助けあいがあって、安心感でいっぱいの環境。「将来は子どもとふれあう仕事に就きたい」という私の気持ちは、そんな明星のおおらかな環境で、ゆっくり育まれたように思います。

大学に進むと、地方から来た人も留学生もいる。目の前がパッと開けたように世界が広がりました。一度お話するだけで友達がふえていく。そして新しい出会 いがあるたびに自分も変わったり、成長したり。そんな毎日が楽しくて大学に通っていたと言っても過言ではないかもしれません。明星は、コミュニケーション の喜びを授かった場所なんです。

四年生のとき、明星大卒の理事長先生がいらっしゃる幼稚園で人を募集しているという話があり、お話を聞きに行きました。初対面とは思えないほど笑顔で包みこむようにお話ししてくださって、心が和み、もうその瞬間から「この幼稚園でスタートをきりたい!」っていう直感。 今でも忘れられない思い出ですね。

小さな子どもたちの成長は、涙がでるほど感動もの。最初は泣いてばかりだったのに卒園するときには本当に堂々として。卒園後もお付き合いが続いていくの も嬉しいし、私の方が勇気づけられてしまう幸福な仕事。結婚して暫く育児に専念しましたが、娘が中学に進み復職させて頂きました。もういちど子どもたちと ふれあい、感動できるチャンス。コミュニケーションの喜びは、今でも続いています。楽しくて仕方がない毎日です。

写真:坂本 万里子さん 坂本 万里子さん

筆者プロフィール

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