高橋尚子さん

心の豊かさを育んでくれた、明星という器

社会に出る時に備え、豊かな心を培っていける

中小企業の経営陣だった父に、中高の頃から仕事にまつわる色々な話を聞いていました。もちろんシビアなことも含めて。経済の幅広さやリアルさを、きっと当時の私は興味深く感じていたんですね。結果、大学では経済学科、卒業後は金融の道に進むことになりました。

実は中学からずっと明星です。小6のとき父と説明会に行って、その帰り道の間、児玉九十先生の教育方針に感銘していた父の姿を今も覚えています。当時、中高は男女別学で躾に厳しかったけれど友達と笑っていた思い出ばかり。体を張って生徒を守ってくれる先生の温かさをいつも感じて子ども心に安心でした。

大学では、一転、男性ばかりの経済学科です。体育会籠球部(バスケットボール部)に所属して同級生の男子とも一緒にランニング。かっこいい先輩がたくさんいて毎日が楽しくて楽しくて。不思議なもので、大学時代、辛かったり苦しかったりという記憶がない。明星の器に入ってしまうと、人はだんだんおおらかになっていくからだと思うんです。無理に競いあったりすることなく、大事にされながらゆっくり成長していく。社会に出る時に備え、豊かな心を培っていける。 それが明星の環境なのだと思います。

写真:高橋 尚子さん 高橋 尚子さん

筆者プロフィール

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