行くべき道を教えてくださった恩師
恩師がいつも上手に導いてくださった
東京で教職をとる。ゆくゆくは福島に帰って先生になる。そう思い描いていましたが、明星大学を選んだ決め手は、実は祖父の名前。私の旧姓は星(ほし)ですが、祖父の名が星明(ほしあきら)だった。父はもう、明星しかない、運命だと。冗談ではなく、本当です。(笑)
中学高校ではソフトボールのことしか頭にない毎日でしたが、大学に入ったらまずは教職をとる勉強。ソフトボールを続けるつもりはありませんでした。でも入学してまもなく一人の先生が目をかけてくださるようになった。藤井先生です。
「親元離れて来てるの?大変だね」とか「キャッチボールすると気持ちいいぞ!」と、ことあるごとに。先生がそこまでおっしゃるなら、もう一度やろう、素直にハイと。選手を探していた事情もあったようですが、やはり先生の人徳です。
一番の思い出は、オーストラリア遠征に学生選抜として参加したことですね。大学の枠をこえスポーツに関わる人たちから多くを学んだ貴重な体験でした。
卒業後、教務課で働きはじめ、二年たった頃、また藤井先生に声をかけられました。本当は教員になりたかったんだよねと。あなたなりに信じてきたスポーツの楽しさを子どもたちに返していく機会ですと言われて、再び、素直にハイ!
明星小学校の教諭になる道を開いてくださったのも、藤井先生のお導き。自分が目指したいと思う目的地に向け、恩師がいつも上手に導いてくださった。それが、私にとっての明星大学です。