明星幼稚園公式ブログ

ゴードン・メソッド

Vol.48 2023.01.17

日々のこと

あけましておめでとうございます。
冬休み明け、お子様のご様子はいかがでしたでしょうか。
お家でのんびり過ごされていたため、登園を渋っていたお子さん。幼稚園が始まるのを心待ちにしていたお子さん。

何れにせよ、その時々の子どもの思いに寄り添い、気持ちを汲み、その上で大人の考えを伝え、子どもたちが前に進める援助をしてまいりましょう。
そして大人の行動や心持ちを、子どもたちは敏感に感じ取るものです。保護者の皆様のご不安は私たち教員などに遠慮なくご相談ください。

さあ、まずは私から!朝の寒さに負けず、布団から出て、冷たく澄んだ外気を思い切り吸い込み、前向きに!実は私、今年年女(何回目かは秘密)です。年末に「進取の気性に富んだ」1年だったと言えるように日々過ごして参りたいと考えています。

※進取の気性に富む・・・年中、年長の保護者の方には発表会でお話しいたしましたね。
ご存じのない方は一度Google検索してくださいませ。なんと一番上に私の2年前のブログがございます。

さて話は変わりますが、昨年は保育施設での園バス車内園児置き去り、職員の虐待、厳しすぎる叱責などがメディアでとりあげられ、同じ業界に身を置くものといたしまして残念でなりませんでした。

大切な幼い命を預かっている重責と、教育が子どもたちの成長に影響を与えることが出来たときの大きな充実感、これが私たちの仕事です。
そこには教師、園児、保護者が信頼し合い、お互いを認め合って始まる、温かい交流が不可欠であり、言葉による、または言葉によらない子どもの理解(観察)力などが、より良いコミュニケーションに有効となります。

私は幼児教育において、教員の一番の商売道具は、この専門的なコミュニケーション能力と考え、これを磨き上げる事を当園の教員には求めています。

言うのは容易いですが、日々実践するには、教員の意識改革や研修が不可欠であり、そこから自身の保育を反省し、教員間で意見交換し、次の実践につなげる。こうした保育研究のPDCAがとても重要だと考えています。(そのため、当園は教員研修のために園児休園日を設けているなど、ご理解いただけていると存じます。お子様を1日でも一時間でも長く預かる事を最重要と考える園とは考え方が少し異なります。)

2023年度から本格実施となる、探求活動「めばえの時間」では「伝える力を養うコトバ体験」「科学の心を養うなぜだろう体験」「豊かな感性を養う創造力体験」の3つの柱を掲げ、その土台として不可欠なものは「教員の教育力」と考え、教員は様々な研究、研修を行っています。

その一つとして、ゴードン・メソッドがあります。
米国の臨床心理学者トマス・ゴードン博士が開発した「Parent Effectiveness Training(「親業(おやぎょう)訓練」として日本に上陸して40年以上経ちます)です。 
これまでに多くの教員が学んでいます。(詳細は別の機会にでもお話しいたしましょう。)

現代社会において、幼児教育に携わる教員や保育士不足が問題となっています。
その重責、やりがいに対しての処遇改善、自身のキャリアを高めるための機会、そしてライフワークバランスを念頭にした働き方の見直し等により、日本の質の高い幼児教育が確立していくことが求められています。

当園の教員は重責を忘れず、そして子どもたちの成長に励まされ、大きな充実感を持って勤務してくれています。日々迷い、悩みながらも、本当に真摯にこの仕事に向き合ってくれています。
そして忘れてならないのは保護者の皆様方です。
数多くの幼児施設から当園をお選びいただき、当園の教育活動に広くご理解いただき、時に教員と共にお子様の成長を見守って下さり、時にたくさんのご支援をいただいています。本当にどちらも私の誇りです。本年もよろしくお願いいたします。

新年おもちつき

府中の老舗和菓子屋の亀田屋さんが3年ぶりにお手伝いに来てくださいました!
年少さんは初めて見るお餅つきの迫力に興味津々です。

お餅は伸ばして小さくして上手に食べました。



こま回し
さすが年長さんです。
上手に紐を巻いて、回すことができました。



年長組
月間学習絵本「はっけん」を見ながら静電気の実験中!
ちぎったティッシュが下敷きにたくさんつきました!



年中組
寒さに負けずマラソンを頑張っています!


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