明星幼稚園公式ブログ

夏の出来事

Vol.44 2022.09.09

日々のこと

さあ!2学期が始まりました。
夏休みはいかがお過ごしでしたか? 夏期保育で登園した子どもたちの表情を見ると、久しぶりで張り切っていたり、緊張していたり。
毎年の光景ではありますが、きっとそれぞれが小さな胸に、それぞれの思いをもって登園してきているのだろうと想像します。

2学期に入ると子どもたちは、クラスなどの自分の所属に慣れ、同年齢や年中長は異年齢の関係にも目が向けられるようになり、その上で、運動会や発表会といった合同での活動に、意欲的に参加することができるようになってきます。( 年少組は参加することに意義があります! )

これまでの日々の積み重ねの上にさらに実りある秋になるよう、教職員一同力を尽くしてまいります。
ご家庭でもほんの少しの頑張りや成長を認め励まし、ポジティブに一歩が踏み出せるよう、お子様の背中を押してくださいますようお願いいたします。

〇年長組 八ヶ岳お泊り保育
さて、夏休みのことを少しお伝えしましょう。
休みに入ってすぐ、3 年ぶりの年長組八ヶ岳お泊り保育(1泊)が実施できました。
場所は山梨県の清泉寮自然学校です。一日目は6 班に分かれ、自然学校のネイチャーガイドさんと周辺の自然に触れる(森や小川)活動をしました。
霧雨の中でしたが、雨に湿った森は美しく、子どもたちは誰一人として雨を気にすることなく、興味津々で活動に参加していました。

私が同行した班では、ガイドさんが大きなリュックから竹の皮でできた浅い入れ物を出して「森にあるものでお弁当を作りましょう」というと、子どもたちは思い思いにヘビイチゴやカラフルな葉っぱ、触っても大丈夫かガイドさんに聞いてから大きなキノコなどをたっぷりとつめていきました。

素敵なお弁当は翌日まで宿舎の玄関に飾ってくださっていました。少し歩いていくと立木の側面に大きな傷がありました。
ガイドさんはやはりリュックから鹿が落としていった大きな角を出し、鹿が付けた傷だということを子どもたちに話してくれました。
偶然に往路の大型バスの車窓から鹿の群れを見ることができたこともあり、興味津々な子どもたちでした。

そのあと小川に移動し、その道中きれいな落ち葉を画用紙に貼る活動もしました。

自然学校の食事は、素朴だけれどこだわりのメニューでとても美味しく、スタッフの方が「こんなによくたべてくれる園児さんは初めてです」と言ってくださるほどお代わりをしていました。偏食のあるお子さんも、雰囲気に押され、それなりに頑張って食べていました。

翌日は良く晴れていたので、体操をした後は付近を散策し、ジャージー牛に「おはよう」の挨拶。
おいしい朝食後、スタッフの方皆さんでお見送りして下さる中出発し、滝沢牧場へ行きました。乗馬・乳しぼりを体験し、昼食は自然学校で作って運んでくださったランチボックスと牧場のソフトクリームを食し、東京への帰路につきました。

年長の保護者の方のご協力あって、子どもたちは自分の荷物カバンから必要なものを自分で見つけ出し、皆と一緒に一日半を楽しく有意義に過ごすことができました。どのお子さんも、 個人差はあれ、確実に成長した2日間でした。

〇教員研修
夏休み中先生方は研修や研究発表に忙しく動かれていました。
現在 ホームページ (詳しくはこちら) に掲載してある昨年度の研究を発表する研修会があり、その準備から当日の発表・ディスカッションなどがありましたが、私たちの教育の基盤となる研究の成果を発表することができたとともに、全国の他園の先生方からも多くの興味をお示しいただき、当園教員がスキルアップできた発表となりました。

他にも全員でAEDやコミュニケーションの研修を受講したり、それぞれの先生がご自身で必要としていること、興味のあること、見聞を深めたいことを選び研修してくださいました。

主体的に研修活動に取り組む当園の教員を見ていると、私自身も力をもらいますし、何よりこの先生方を誇りに感じた夏でした。
新型コロナ感染症については、夏休み中教員も含め何軒か報告がございましたが、本日から新学期です。明星祭や運動会に向けてお互い感染防止に努め、行事が無事に実施できる事を願っています。

追伸
9月10日は中秋の名月です。幼稚園ではお供え物を飾り、その前後に空を見上げると大きく丸いお月様が見えることや、お月見の云われなどを子どもたちに話しています。
特に年長さんは10月にめばえの時間で「JAXA 宇宙教育センターとの連携活動」があり、月の話もしてくださるでしょうから、今から少しずつ興味をもってくれたら良いと考えています。


2023年度記事一覧へ

2022年度記事一覧へ
※一覧ページで、2017年度~各年度の記事一覧が選択できます