明星幼稚園公式ブログ

小さな自立から始まる将来の大きな幸せ

Vol.47 2022.12.01

日々のこと

冬らしい寒さが感じられるようになってきました。
お天気の良い日は園庭で元気よく体を動かし、額に汗をにじませている子どもたちです。

寒さの中でも教員やお友だちと一緒に広い園庭を駆け回っている姿を目にすることは大変うれしく、心和む風景です。

〇かくれんぼ参観
年少組では秋のかくれんぼ参観がありました。
お子様のご様子はいかがでしたでしょうか。

もちろんお子様には秘密にしてくださっていますね?
他のお子さんと比べるのではなく、我が子の成長を集団の中で見つけていただけたら嬉しいです。

私事ですが、息子が3歳の頃(23年ほど前)だったか、保育園の参観に行った時のことです。

0歳から6歳まで80名ほどの小規模な園で、その日は3歳以上のお店屋さんごっこを陰から隠れて見ることができました。

フライドポテトと牛乳だけは本物で、一人で真剣にお買い物をし、テーブルに腰掛け、自分のペースでとても美味しそうにポテトを食べ、ごみを片づけ、またお買い物に出かけていくという、初めて目にした彼の自立した行動が今でも脳裏に焼き付いています。

親の勝手な思いでしょうか、お友だちと一緒にお買い物をすればよいのにとの思いが一瞬よぎったのですが、彼の姿を見ているうちに考えが変わっていきました。

誰かに言われるでもなく、自身で考え、安心して行動できる子に、保育園の先生方は育ててくださったのだと感謝の気持ちがあふれてきたことを思い出します。

自分で物事の良し悪しを判断し、進むべき道を決め、失敗を自分の事として受け止め、さらに努力できる。
経験したことのない新しいことにも興味をもって取り組み、自身の人生を豊かにできる。そんな子どもを育てたいと明星幼稚園では考えています。
 
この先も「めばえの時間」を通して、子どもたちの新たな気づきや発見との出会いを大切にしてまいります。

そして、そこでの子ども一人ひとりの「やってみよう!」という気持ちを後押しし、園生活で培った、人との関わりを大切にできる子どもを育んでいけるよう保育を行ってまいります。

クリスマスツリーの飾りつけ

年少組〈めばえの時間 わくわくパレット〉

影あそび

〇府中市による幼稚園バス実地調査がありました
他県の園バスの事故等を受け、自治体が園バスを運行している全園対象の調査を行っています。

当園は早めの実施になりましたが、
「園児の出欠確認方法と教員間の情報共有」「乗務員体制」「乗車名簿」「乗車・降車園児の人数確認方法」「園到着後の園児降車確認方法」「安全確認」「研修」「チェックシート」「マニュアル」など多岐にわたり報告いたしました。
 
ご担当の方からは
「現状の手順で不備等見当たらず、指摘事項もなく、大変よくできている」
と評価していただき、その旨を東京都へ報告するとのことでした。

今後もお預かりしたお子様の安心安全を第一に園バス運行に限らず、すべての園生活において留意してまいります。

〇明星幼稚園名物 焼き芋大会
焼き芋大会を今年も学年ごとに行いました。(年中組は延期になっていますね。)
私が若いころは、学苑の剪定した大きな枝を威勢よく燃やして炭にし、そこへ生のお芋(濡れたキッチンペーパーとホイルで包んだもの)を並べ小一時間じっくり焼いていました。

焼き芋屋さんよろしく、一つ一つ革手で保護した手の感触で焼き加減を見極めました。
自慢になりますが、焼き芋屋さんかと思うほどのおいしさ!
ただその日は髪の毛一本一本まで焚火の強烈な香りが取れませんでした。

現在は二酸化炭素排出をできるだけ少なくし、短時間で美味しくするために秘策を生み出し行っています。
それは幼児にちょうど良い小ぶりのサツマイモを、そのままでも食べられるように食堂で蒸かしていただき、それを濡れたキッチンペーパーとホイルで包み、ドラム缶のバーベキューコンロ(木炭)で焼くというものです。

すでに火は通っているので時間はいくらでも調整可能。
遠赤外線で焼くので、長ければ長いほど甘くなりますが、毎回とても美味しく焼きあがり、子どもたちも大満足のお顔でした。

年少組は明星小学校の3年生との「にこにこの日」の活動で、一緒に遊んだ後、園庭でいただきました。

今年は副園長と一緒に明星小学校の先生方も焼き芋屋さんに!

それでは少し早いのですが、良いお年をお迎えくださいませ。


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