いつもとは違う2学期です。
Vol.35 2020.08.24
日々のこと
2学期が始まりました。
昨年と同じようには進められない、新しい2学期です。
しかし日頃から申し上げているように、幼稚園で得る子どもの一日一日の成長は人の一生の中でもかけがえのないものと考え、今後のすべての園生活、行事計画について、安心と安全を最優先しつつ、中止を含めた実施方法を熟考していかなければならないところです。
さて先日、WHO事務総長は新型ウイルスのパンデミック(世界的流行)について、「2年未満に収束するのを期待すると述べた」と報道されました。
1918年に流行したスペイン風邪の収束には2年以上かかったが、現在の技術革新によって、「それより短期間で」終わらせられる可能性があるとのことでした。
3月にWHOがパンデミックに言及してから今日までで、ほぼ半年が過ぎました。まだまだ長い戦いが続くようですね。
戦わずして何もしないという方法があります。大きな一手は打たずとも守りを堅実に固める方法もあります。大胆に攻める方法もあるでしょう。しかしこれは勝機があるときでないと危険です。
私たちは堅実に守り、且つ子どもたちの成長のために日々を無駄にせず過ごしたいと考えています。
さあこれから何をどんな風にできるのか、頭を使って考えを巡らせ、先生方とディスカッションし、実現していく、この過程は不安とともにある種のわくわく感も感じてる私です。
その一つとして、先週末は年長組を対象に短い時間でしたがキャンプファイヤーと花火大会を実施しました。
中止となった星まつりの花火大会とお泊り保育のキャンプファイヤーの代わりです。
薪を組んだキャンプファイヤーの周りに大きな円を描いて、密にならないように並び、親子でゲームをしたり「キャンプだホイ!」を踊ったりしました。
花火は有志のお父様にお手伝いいただきながら、外庭からでもよく見えるように、屋上で何種類ものドラゴンを一度に何個も並べて点火していただきました。夜空に吹き上がり落ちてゆく、最後は地面に消えていく色とりどりの火花がとても美しくて心が躍りました。
最後はかわいらしい(とは言え意外と立派な音がして驚いている園児もいましたね。)打ち上げ花火でした。お土産にはお祭りの雰囲気のフランクフルトが出ましたね。
自由に遊びにでかけられない日常ですが、年長さんにとって少しでも幼稚園の楽しい思い出になってくれたらうれしく存じます。
