明星幼稚園公式ブログ

遊びが続く、想いが続く

Vol.29 2020.01.15

保育について

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
この年末年始、それぞれのご家庭で充実して過ごされたことと存じます。おそらくお母様お父様を中心に、子どもたちに何をどう体験させるか計画を立てていらしたことでしょう。親の期待通りに行くこともあればそれほどでもない反応だったり。しかし子どもがどんな反応でも構いません。いろいろな経験や体験を通して、「知る」ことが大切です。例えば年越しそばを食べないからやめるのではなく、年越しそばの意味を伝え続けることで、子どもたちは自身が大人になり家庭を持った時に我が子に伝承していくことができます。

 さて年末はどのご家庭でも子どものスペースを片付けたことと存じます。子どものもの、特にこれは捨ててよいものなのか、どうしたものかと悩むこともおありでしょう。
幼稚園で子どもたちは廃材を土台にして様々なものを作り、翌日以降も遊びを継続している姿がよく見られます。出来上がりのイメージをもってっている時と、作りながらイメージがどんどん膨らみ作品が大きくなっていったりします。大人から見ると「・・・」というものでも子どもにとっては大切な作品です。子どもたちの想いが詰まっているものが多くあります。
お家に大切に持って帰ることもあるでしょう。お家ではどうしてよいかお困りになる作品もあるかもしれませんね。
どうされていますか。
私はそうした子どもの作品を大きめの紙袋に入れ本棚や冷蔵庫の上にしばらく置いておきました。
次の作品は別の紙袋(ここがポイントです)に入れてまた高いところに置きます。思わぬ時に「あれどこ行った?」と言われてもそこから取り出せます。子どもが忘れ去ったころを見計らって古いものから順に処分したり、子どもにも、「増える一方で困ってしまうから写真をとったからこれはもういいかしら」と承諾を得てから処分したり。
そうはいっても未だに食器棚の上には小学生の時の作品がほこりをかぶり、壁には家族の写真の隣に版画や絵などがはってあります。家族の歴史の一部です。

幼稚園の子どもたちは常に成長し前を向いています。しばらくすると新しいことに気持ちが向いて作品は減ってくることでしょう。
今のお子さんと想いを共有して楽しんでみてください。


2023年度記事一覧へ

2022年度記事一覧へ
※一覧ページで、2017年度~各年度の記事一覧が選択できます