明星幼稚園公式ブログ

冬の過ごし方 絵本のすすめ

Vol.30 2020.02.10

日々のこと

冬らしい寒い日が増えてきました。
この冬は日毎あるいは昼夜で気温差が大きく、お子さんに何を着せて登園させようか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。戸外でじっとしていると体が冷え切ってしまいますが、明星幼稚園の子どもたちは広い園庭で体を動かし忙しく遊んでいます。
体が温まってきたら簡単に脱ぎ着できるように着衣を工夫していただけるとよろしいと存じます。
4月から比べるとどのお子さんも身体つきがしっかりしてきて、間もなく進級・就学するのだという実感が湧いてきます。今年度も残すところあとわずかですが、よろしくお願いいたします。

さて1月のお餅つきにお手伝いいただいた保護者の皆様、ご家族の皆様ありがとうございました。おかげさまで今年も楽しい、おいしいお餅つきになりました。
どの行事にも言えることですが、明星幼稚園では保護者の皆様のお力添えがあるからこそ子どもたちは温かい雰囲気の中、楽しく行事に参加することができると、感謝申し上げます。せっかくの行事です。お手伝いいただいた保護者の皆様も楽しんでいただけたのでしたらうれしく存じます。

今月はいよいよ年少組の劇遊び発表会、卒園遠足(大型バス3台でしながわ水族館に行ってきます。)、英語遊び参観(年中組・年長組)などがございます。

年長組の子どもたちは間もなく卒園し、小学1年生になることを充分わかっていても、園長室で一緒にカレンダーをめくり、残りの登園日を数えてみると、みんな小さく「えー!」と驚いています。
幼稚園の生活が終わるなど考えてもいなかったのかもしれませんね。これから卒園に向けた行事や制作、卒園式の練習などを通して、少しずつ実感が湧いてくるのでしょう。
現在年長さんが一日7、8名園長室を訪ねてきて、私が絵本を2冊読み聞かせています。絵本の題名を覚えていてお母さまにお伝えしたお子さんもいると聞いています。

幼児期に親子で是非触れてほしい物語があります。
お父さま、お母さまに寄り添い、読んで聞かせてくださる時間は子どもにとって至福の時間です。そればかりではなく少子化や核家族化の現代において、身近な生活からは感じ取り辛くなってきた、異なる考え方(価値観)や知り得ない世界(人生観)を本は知らせてくれます。
私自身、両親に感謝することの一つに幼児期に様々な絵本を与えてくれたということがあります。
この仕事に就き、昔から好きだった絵本を真新しい装丁で見つけた時の喜びや、手に取ったことのない良書に出会う機会が増え、興味が途切れていないことに気付かされました。お気に入りの本が数冊あり、ページの隅から隅まで見ていくと様々な発見があり、何度も繰り返し手に取っていた記憶があります。

大きな挿絵には前のページまでの物語が隅の方で描かれていることがあります。画法は絵具に限らず、ちぎり絵や刺繍、版画など様々です。そのまま額に飾ったら素敵だろうと思うものもたくさんあります。
家の中で過ごす時間のために、親子でお気に入りの一冊を探してみてはいかがでしょうか。
【本の紹介】
〇絵本『こねこのぴっち』  岩波書店  
〇絵本『どろんこハリー』 福音館書店
〇絵本『ぼくのいもうとみなかった?』絵:エロール・ル・カイン
エロール・ル・カインをご存じですか?
20年ほど前、清里のえほんミュージアムで展示があり初めて知りました。どれも細密に描かれ装飾性が強く華麗、絢爛。しかしこの「ぼくのいもうとみなかった?」がル・カインと知ったのはしばらくたってからでした。魅了されるわけです。
こねこのピッチは幼い時から好きだった記憶があります。
ページの隅々にまでストーリーがあり、物語の世界が描かれ引き込まれます。猫も犬も好きな私です。


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