明星幼稚園公式ブログ

時代と共に変化してきた10年間

Vol.23 2019.07.15

保育について

先生と一緒にクッキング

保護者の皆様には日ごろから明星幼稚園の教育にご理解ご協力いただき、無事に1学期が終了しようとしています。
 
お子様はもちろん保護者の方も新しい環境になり、何かと慌ただしく過ぎた3ヶ月間だったのではないでしょうか。
 
私たち教員は新年度が始まり新しいクラスになると、まず子どもたちと1分、1時間でも多くの時間を共有し、ご家族から離れた環境でも安心して過ごせるよう、一人ひとりとの絆を強くし、一日でも早く信頼してもらうことを目標とした1学期でした。

漠然とした不安から幼稚園に行きたくないという幼い子どもたちが、笑顔で登園できること、たとえ前の日にお友だちとけんかをしたから、先生にしかられたからということがあったとしても、次の日に担任やお友だちに会いたい、遊びたいと思える幼稚園でなくてはならないと考えます。

そしてこの土台があって初めて、幼稚園での様々な体験が子どもたちの学びへと広がっていくのです。
 
明星幼稚園ではよほどのことがない限り、前年度のカリキュラムを踏襲しつつ、新しく出会った子どもたちの様子に合わせて日々の活動を計画しています。長年続いてきたものを何の検証も成しに漫然と続けているのでは決してなく、社会的な背景や環境の変化、子どもの育ちなどと合わせて考えたとき、今まで行ってきたカリキュラムが子どもたちの成長にいかに有効か、それとも別の方法に転換すべきかをその都度振り返り、検討しています。
そのひとつとして有効なのが先日、星座会総会でご紹介した「ルーブリック評価」です。育みたい目標の到達度を数値化し振り返ることで、よりよいカリキュラムをマネージメントしていくことができます。
 
そうして変えてきたことは、全ての方にご納得いただけるとは限りません。時に私たちの思い及ばぬ貴重なご意見をいただくこともあります。
 
その度に私たちは変えられることと変えられないこと、そして変えたいことと変えたくないことを検討しカリキュラムを精査するきっかけをいただいていると感じています。
 
70周年の節目を迎え、実は今、これから先の明星幼稚園の未来を考え始めているところです。
少子高齢化、子育て支援、働き方改革、公的補助の充実、増税などの社会的な変動も視野に、「子どもたちの成長にとって何を優先するのか」悩みが尽きません。。。。。。

時代と共に変化してきた10年間(一部)
・園バスの導入
・園歌制定
・冬服、体操服のデザイン一新
・麦藁帽子製造中止(原材料不足)に伴う夏の制帽変更
・女児夏の制服のポケット位置変更
・給食とお弁当の回数の見直し
・預かり保育開始とリープひろば竣工
・園児数増加に伴う保育補助教員の増員
・園庭総合大型遊具設置
・遠足等行事の見直し
・課外教室の見直しにより新たに臨床美術教室開始
・英語遊びはPLSに変更
・専科英語遊びを年中開始。2018年度、年少開始(2学期後半)
 他にもございますが、9月発刊予定の記念誌に掲載予定です。


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