明星幼稚園公式ブログ

4月の園便りより

Vol.3 2018.04.11

保育について

春の日差しを受け、園庭の草花が優しい彩りでお祝いしてくれています。いよいよ平成30年度が始まりました。子どもにとっても大人にとっても、少し緊張の春です。新しい環境で子どもたちは泣いたり笑ったり、一秒一秒を精一杯過ごし、いつも以上に疲れて帰ってきます。ご家庭では心も身体も安らげる環境を意識し、子どもたちのスタートをサポートしていただきたく存じます。一年間よろしくお願いいたします。

明星幼稚園の教育目標「元気なよい子の育成」とは明星幼稚園で過ごした3年間のその先、小学校へ就学した後にも、自ら考え様々なことに興味関心を持って学んでいく力、その基礎を育てること。

さらには10年後20年後、「自立心を身に付けたリーダーシップを発揮できる人材」の基礎となる自己肯定感を積み上げる、これが私たち明星幼稚園の目標です。

これから先、子どもたちは多くの人と出会い、身の回りで様々な出来事が起こります。入園、進級までは無関心でいられたことも、成長とともに他者から受ける影響が大きくなっていくことでしょう。  その中で自ら考え、より良い判断ができ、より良い選択ができる。このことが重要です。単に「○○ちゃんがやっていたから僕もやった。」ではなく「○○ちゃんがしていたことがうれしかったから私もしてみた。」や「○○ちゃんがやっていたけど僕は止めた。」と自分の考えで判断ができるようになったら素晴らしいです。そのために成長の過程では同年齢の存在がとても重要なのです。
 
そして他者の様子や思いに気付き、相手を寛容に受け入れることができるようになってほしいとも考えます。
 
大人の判断や価値観の押し付けは禁物です。子どもの思考はそこで止まってしまいます。だからといって経験や知識の少ない幼い子に判断の全権を任せることもお勧めできません。幼いわが子に判断の責任を負わせる(だから失敗したのよ)、子どもの言うことを鵜呑みにする(○○ちゃんは悪い子ね。)このことは避けましょう。

ではどうしたらよいのでしょう。子どもの思考が前に進むように傍らに寄り添い、一緒に考え、子どもの不安に耳を傾け、親が大切に思っている価値観(例えば「暴力は嫌い」「優しくできるといいね」など)を伝えることです。

とは言え保護者の方にとってはご心配なことが多々おありかと存じます。不安が山積みになる前に担任にぜひご相談ください。幼稚園と一緒に大切なお子様の成長をサポートして参りましょう。


2023年度記事一覧へ

2022年度記事一覧へ
※一覧ページで、2017年度~各年度の記事一覧が選択できます