劇遊び
Vol.57 2023.11.02
日々のこと
11月は年中組・年長組は発表会に向けて劇遊びの活動がメインになってきます。
当園の劇遊びは物語を決めるところから始まりますが、子どもたちが題材決めに参加したという意識、そして自分で役柄を選択したということに大きな意味があると考えています。
一人ひとりが主体性を持って、小さくても責任感や達成感を感じることができる活動にするために担任は様々な工夫を凝らしていきます。
全員が主役というスタンスで、たとえ一人でも、劇遊びの活動が負担になってしまわないように、最終的には「楽しかった」と思えるように、活動の進め方を考えていきます。
もちろん初めは参加しない子や場を乱す行動をする子も見られます。
「遊び」ですから、楽しく、興味を持って参加することに重点を置いているわけですが、どうしたらすべての子どもたちが同じ目的を持って、意欲的に参加でき、楽しいと感じることができるのか試行錯誤の日々です。
子ども自身の発想が活かされ、友だちと話し合い、助け合い、一緒に作りあげていくうちに物語が形になっていく。そうした活動から自己肯定感を高め、さらには周りの友だちを認め支える気持ちが育っていくこと、これがねらいです。
お友だちと一緒に運動会を経験して、少しずつ成長した姿を見せてくれた子どもたちです。
次はどんな姿を見せてくれるのか楽しみですね。
