日本と海外の両大学で歯学を学びたい

#010

明星高等学校・1年

栁澤月乃さん

やなぎさわ つきの

私は高校在学中の留学(アメリカかカナダ)を目標に、英語の勉強に力を入れています。海外に興味を持ったきっかけは、母が高校留学した先のホストファミリーと30年近く交流を続けている様子を間近でみてきた、ということがあると思います。クリスマスや誕生会など日本とはお祝いの仕方が全然違うんですよね。そういった話を見聞きするうちに、段々と異文化への興味が広がっていき、実際に体験してみたいと思うようになりました。アメリカやカナダの高校で行われる“プロム” (高校最終学年に開かれるフォーマルなダンスパーティ。参加者はドレスアップをして参加する。)も、日本では経験できない行事の一つ!留学先ではぜひ参加してみたいです。

また中学2年生の時に、学校行事で“ヤングアメリカンズ“のワークショップに参加したことも、海外留学への興味を一層高めました。3日間で音楽とダンスのショーを完成させるのですが、先生たちがみなフレンドリーに接してくれて、今までにはないくらい熱気の溢れた雰囲気の中で活動できました!英語が通じない場面があっても、全然関係ないんですね。歌やダンスを通してコミュニケーションは図れるし、気持ちがあれば交流できるということを実感できた貴重な経験でした。

2020年2月に行われたヤングアメリカンズワークショップの様子

将来の目標は歯科医です。海外の歯科技術は日本より進んでいるところが多いようなので、日本と海外、両方の大学で専門知識を学べれば、と思っています。実は父も母も歯科医なのですが、最近は海外からの患者さんが増えているそうです。そのような場面でも、私は患者さんと直接英語でコミュニケーションを取りながら治療ができるようになりたいですね。

最後に明星の良いところについてお話ししたいのですが、一番は先生たちがとても親身になって相談に乗ってくれるところです。ほかには、施設がきれいなところも好きです。カフェテリアや図書館などの雰囲気が大好きで、放課後に友達みんなで集まって勉強をすることもあるんですよ。海外でも友達を作って同じようなことができたらと想像するだけで楽しみです。

※ヤングアメリカンズとは、結成60年を迎える非営利団体で、音楽を通じて若者の情熱と素晴らしさを伝える教育ワークショップを行っている。明星中学校・高等学校では、2018年から学校のメイン行事としてワークショップを開催。アメリカ人を中心とするキャスト指導のもと、全くゼロの状態から3日間で1時間のショーをつくり上げる。プログラムや指導はすべて英語で行われるのも特徴で、生徒はキャストと共に歌って踊ることで自分の殻を破り自己表現することを体験する。