地域との連携活動から仕組みをデザインする楽しさを学びました

#009

明星高等学校・3年

鈴木渚彩さん

すずき なぎさ

企画の立案やプレゼンテーションが得意で、高校2年生のときから、地域との連携活動に取り組んできました。きっかけは、明星大学が募集する「デザインを学びたい高校生のためのオンライン公開講座」への参加でした。この講座は、日野市のSDGs推進がテーマになっていて、日野市の「水と緑」の魅力を伝えるポストカードをデザインするという3日間の取り組みでした。活動中は、私たち高校生のほかに、デザイン学部の学生、大学の先生、日野市役所の職員の方々が参加していて、協力しながら進めていったのですが、打ち合わせの時などは大学生がうまく進行をリードしてくださいました。また私の曖昧な考えもきちんと整理して、プレゼン用に形にしてくださる姿を目の当たりにして、自分もこういう先輩を目指したい!と憧れるようになりました。

現在は、高校生6人チームのリーダーとして府中市との連携活動に参加しています。ここでは、府中市道路交通課が進めるインフラマネジメントについてPRする活動で、11月末に開催される「府中市民協働まつり」でお披露目予定です。そもそも私自身が「インフラマネジメント」という言葉を今回初めて知ったくらいで、ましてや道路や公園にどれくらいの費用が掛かっているかなどあまり考えたことがなかったので、すごく勉強になっています。どういったコミュニケーションであれば地域の方たちにより伝わるのか、といったことを考えながらプレゼン資料作成に努めているところです。

もともと、イラストを描いたり物を作ったりすることが好きだったので、卒業後の進学先候補についてはいろいろなデザイン系の大学を調べていました。でもこうして地域との連携活動に参加するうちに、視覚的なデザインだけではなくて、企画を立てたり仕組みをデザインすることのほうにより強く興味を持っていると気づき、今は明星大学のデザイン学部を志望しています。

明星高校に入ったのは、もともと部活動でバドミントンを頑張りたかったからです。コロナ禍で練習が思うようにできないなど苦しい時期もありましたが、最終的には部長を務めさせていただきました。部活にも地域との連携事業にも一生懸命取り組むことができて、充実した高校生活でした。明星を選んで本当に良かったと思っています。