100周年記念品制作プロジェクトのチームリーダーとして活動、迷うより行動に移す大切さを伝えたい

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明星大学デザイン学部デザイン学科3年 ※学年表記は取材当時のものです。

佐藤くららさん

さとう くらら

「明星学苑100周年記念品制作プロジェクト」の大学生チームで、リーダーを務めさせていただきました。デザイン学科で学んだことをアウトプットする機会がほしかったのと、自分事である100周年のプロジェクトに主体的に取り組みたかったのでメンバーに応募しました。記念品の企画から制作まで、約8カ月かけて完成させることが出来ました。

記念品のコンセプトは「他にはない」という点と、「100周年でしかもらえないもので、これからの100年も供にできるもの」という点で考えた結果、だるまになりました。また、受け取るだけの記念品ではなく、欲しい人が自らもらいに行ってほしいと考えて、「おみくじだるま」という形にしました。初めての試みだったので、発注先の企業にアポイントを取ったり、やり取りをしたりといった部分で難しさもありましたが、全部自分たちで決めて実行できたのが面白さでもありました。

もともとデザインには興味があって、モノ作りが好きでした。明星のデザイン学部を選んだのは、デザインを幅広く学べてワクワクできる環境で学びたかったからです。最初はモノづくり志向でしたが、在学中にグラフィックへの関心も高まりました。

記念品プロジェクト以外では、課外活動として日野市からの依頼でレジゴミ袋のデザインコンペに参加したことが印象に残っています。私の作品は不採用だったのですが、めげずにレジゴミ袋の売り場に掲げるPOPを提案したら採用していただけました。今は就職活動の真っ最中で、日常生活に密接していて、将来的に企画も手掛けられる企業を中心に探しています。

コロナ禍もあったため、1年生の時は挑戦したい気持ちがあっても行動できなかったのですが、今になって迷っていた時間が無駄だったと思っています。迷っていたのは「自分なんかが参加していいのかな」とか「思い入れがないのに良いのかな」と考えていたからですが、思いは行動しながら出てくるものだと気付きました。在校生の皆さんも、何かに挑戦したい気持ちがあるなら、迷わず行動していただきたいです。