ラクロス部キャプテン、U21日本代表の経験を教員になって活かす

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U21日本代表のユニフォーム姿の土屋さん

明星大学教育学部教育学科4年

土屋隆貴さん

つちや りゅうき

明星大学に入学したころ、体を動かしたくてラクロス部に入部しました。高校では野球部に所属していてキャッチャーで捕球が得意だったこともあり、ポジションはゴーリー(ゴールキーパー)を務めています。ラクロスは別名「地上最速の格闘球技」と呼ばれ、スピード感とコンタクトの激しさが特徴のスポーツです。もともと体が大きいので、ぶつかり合うのは大丈夫かなと思っていたのですが、試合後には体中アザだらけになるほどです。また、ラクロスは競技人口の約9割が大学から始めるため、スタートラインが同じなのも魅力の1つです。

明星のラクロス部は他の大学に比べると規模が小さいので、上下関係にこだわらず部員同士が濃い関係性を築けているのが良い点です。現在、自分はキャプテンとして、関東学生リーグの2部から1部への昇格を目指して頑張っています。一方でU21日本代表メンバーにも選ばれ、今年8月にはアイルランドで開催された世界選手権に参加し、5位の成績を残せました。代表活動にはU19のころから帯同していますが、選考の段階でメンバーがどんどん落とされていくので、部活動とは違った緊張感があります。

ゴールを守る
明星大学男子ラクロス部 イリーガルス

もともと教員志望で、中学時代に所属していた野球部の顧問の先生が明星大学出身だったこともあり、進学を勧められました。世界選手権に出場した経験を活かし、海外に目を向ける大切さなど、幅広い価値観を子どもたちに伝えていけたらと思っています。卒業後も競技を続けるかどうかはまだ決めていませんが、教職に就きつつ、社会人のクラブチームに入ることも視野に入れています。ラクロスはまだマイナースポーツなので、小さいころから慣れ親しむ環境づくりにも貢献したいと考えています。