心がけているのは多様な意見を相互に尊重するコミュニケーション

#003

明星中学校・3年 生徒会長

原田健太さん

はらだ けんた

生徒会に興味を持ったのは、中学1年生のとき。当時、学年推進委員として中央委員会に参加していた私の中で、生徒会の方々の姿が強く印象に残りました。特に、明星祭を成功させるために生徒会メンバーや先生方が協力して良いものを作ろうと奮闘する光景を目にしてからは、「自分もこうなりたい」と強く思うようになりました。

現在、生徒会長として力を入れて取り組んでいることの1つが、校則改正です。これは前年から引き継いでいるテーマなのですが、たとえば以前は禁止されていたネックウォーマーの着用が認められるなど改正に成功した例があります。一方で、まだ解決したい課題が残っています。やはり先生方と生徒側では物の見方が違う部分もあるので、生徒会長としての目線と一生徒としての目線から、単に自由を求めるだけではなくて、実態に合わせて改正が必要なものについて訴えていきたいですね。

もともと、人の輪に入ってみんなの意見を取りまとめていくのは好きなほうです。生徒会の定例会でもお互いの意見がぶつかるような場面では、“双方の意見を尊重しつつ、どうやってまとめると、うまく進められるか”ということを考えています。と言っても、生徒会以外で友人たちと遊んでいるときなどは、常にそんなことを考えている訳ではなくって、ニコニコしながらみんなで楽しんでいます。

闊達な意見交換が行われる生徒会室でのひとこま

将来の具体的なことはまだ模索中なのですが、コロナ禍ということもあって、医療に携わる父の背中を見るうちに「どんな仕事に就くにしても世の中に貢献できるようになりたい」という気持ちが芽生えました。今後は、生徒会長としては校則改正を絶対に成し遂げたいですし、他方で部活や勉強も中途半端にせず、所属している卓球部の大会でも良い成績を収めたいです。こうして言葉にしてみると、我ながらやりたいことが多いですね(笑)。それでも「これ」と思うことは全て100%の力を注いでいくことが理想です。

語学研修の事前学習として浅草を訪れた際の一枚。留学生に英語で案内をした。(2022年6月撮影)