2月24日(土)に本校の空中庭園にて一貫中学生を対象に講師の先生方をお招きし、「第11回花と緑の探究プログラム」を実施しました。
生徒たちは「空中庭園の様子の見学」「種いもの植え付け」「みご取り」を行いました。
このプログラムは、農業に触れる機会が少ない生徒たちに、自然と触れ合いながら農業の魅力を体験し、自然と共生することについて理解を深めていくことを目的としています。
「空中庭園の様子の見学」
北側の花壇と、南側の花壇の両方を参加した生徒のみなさんと見学をして、1月の時との変化を観察しました。
たねダンゴを植え付けた南側の花壇には、すでにネモフィラの花や、ほかの花の花芽もあがってきていて、来月にはお花畑が見られるかもしれないと、生徒たちも楽しみにしていました。
コンポストの中では順調に発酵が進んでいることが確認でき、糸状菌の存在もみんなで確認しました。
コンポストの下の方では、すでに落ち葉が堆肥になって、土状に変化していることが分かりました。


「種いもの植え付け」
しばらく雨続きで心配でしたが、以前に蕪を植え付けていた区画は藁を敷いていた効果か水が程よくはけていたので、用意していたじゃがいもの種芋の植え付けを生徒にしてもらいました。
種類は「メークイン」「キタアカリ」を選択しました。
ちょうど指していた割りばしの深さぐらいに土を掘り、種芋についている芽をしっかりと確認し、上を向けて置き、土をかぶせて完了。
生徒たちは、初めて種いもの植え付けをする子もいて、興味津々で取り組んでいました。





「みご取り」
昨年市内の農家の石坂さんからたくさんの藁をいただいたので、それを使ってミニ藁帚を作りましょう。と生徒たちに伝えると、
「なんだか面白そう」
という声が聞こえました。。
箒づくりは来月やるので、今回はそのための材料の「みご」を藁から取る作業をしました。
みごとは藁の外側の葉や葉鞘 を取り除いた茎の部分のことです。
先生がお手本をやってみて、そのあとは生徒たちで1時間ぐらい作業をしました。
来月はこれを使って、小さな箒を各自作ります。楽しみですね。
日向の空中庭園で、みご取りの作業をしながら、生徒通しのおしゃべりや、先月作った「味噌」の状態の話などを聞けました。
味噌は順調に生徒たちの過程で熟成をしているそうです。
今後も、生徒たちに自然を身近に感じてもらえるような体験を行ってまいります。


