花と緑の探究プログラム
12月18日(月)に、本校の空中庭園にて一貫中学生を対象に講師の先生方をお招きし、「第九回 花と緑の探究プログラム」を実施しました。
このプログラムは、農業に触れる機会が少ない生徒たちに、自然と触れ合いながら農業の魅力を体験し、自然と共生することについて理解を深めていくことを目的としています。
今回は「講演会『公園緑地に関する府中市の取り組み』」「カブの収穫・実食」「たい肥作り」を行いました。


講演会『公園緑地に関する府中市の取り組み』
午前中に府中市公園緑地課の須田さまをお招きして、『公園緑地に関する府中市の取り組み』というテーマで講演をいただきました。
生物多様性保全のための植生管理についてや、落ち葉の銀行、府中まちなかきららの活動、コミュニティガーデンの事業について生徒たちに分かりやすく説明してくださいました。
外来種の問題をはじめ駆除活動を通し在来種を守る大切さを学び、市民協働による持続可能な社会の実現に向けて改めてまなびを深めました。
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かぶの収穫
10月に種を蒔いたカブをみんなで収穫しました。
最初に講師の先生に、収穫のコツを教わります。
優しく葉の根元を持って引っ張ると、かわいいカブが採れましたよ。
生徒たちは自分たちで作ったたい肥を使って大切に育てたカブをたくさん収穫することができました。
収穫したカブは綺麗に土を落とし、調理室へ運びます。


たい肥作り
講師の先生から改めて、たい肥の仕組みについてのお話を聞き、たい肥作りを始めます。
事前に集めていた学苑内の落ち葉をコンポストへ投函し、米ぬかや水を入れていきました。
(米ぬかは6月に講演に来てくださった小澤さんのお店「天地米店(宮町)」さんの米ぬかです。)
微生物が分解してくれること、水分が必要なことなど生徒たちは実際に見たり触れたり体験を通して学ぶことができました。




カブの実食
たい肥作りをしたあとは、収穫したカブをいただきます。
講師の先生たちがカブの葉と実を具材につかった豚汁と、府中市で採れた野菜を使ったおかず、天地米さんのお米を炊いたごはんを用意してくださいました。
採れたてのカブは一口食べると、優しい甘みと旨みが口の中に広がります。
「美味しい!」「おかわり!」
と、嬉しそうな声が聞こえました。
自分たちで育てた採れたてのカブは、格別だったようです。
そして食事が終わった後に、府中市の農家の方からのお話を聞きました。
府中市の農業の歴史をはじめ、農家として大切にしていること、農業には化学が深く関わっていることなどクイズを交えながら楽しくお話してくださいました。


最後に、食事で使用した調理器具や食器なども自分たちで綺麗に片づけましたよ。
今回の体験でも生徒たちの率先して活動する素晴らしい姿が多く見られました。
今後も、生徒たちに自然を身近に感じてもらえるような体験を行ってまいります。
第一回 花と緑の探究プログラム
第二回 花と緑の探究プログラム
第三回 花と緑の探究プログラム
第四回 花と緑の探究プログラム
第五回 花と緑の探究プログラム
第六回 花と緑の探究プログラム
第七回 花と緑の探究プログラム
第八回 花と緑の探究プログラム