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一貫中学生:蕪の収穫・たい肥作りと味噌づくり

2024.01.16

学校生活

花と緑の探究プログラム


1月13日(土)に本校の空中庭園にて一貫中学生を対象に講師の先生方をお招きし、「第10回花と緑の探究プログラム」を実施しました。

生徒たちは「蕪の収穫」「たい肥づくり」「味噌づくり」を体験しました。

このプログラムは、農業に触れる機会が少ない生徒たちに、自然と触れ合いながら農業の魅力を体験し、自然と共生することについて理解を深めていくことを目的としています。

「蕪の収穫」


10月に種を蒔いたカブをみんなで収穫しました。
12月に収穫した残りすべてをみんなで収穫し、洗って各自の袋に入れて持ち帰りました。

先月教わった、収穫のコツ、優しく葉の根元を持って引っ張ると先月よりも一回り大きく成長した蕪が収穫できました。

生徒たちは洗った、蕪を生で試食。

「美味しい!」「あまい!」
とむしゃむしゃ食べていました。

採れたての野菜のおいしさを味わえたと思います。

収穫したカブは人数分に分け、それぞれが自宅に持って帰りました。

「たい肥づくり」


先月に続いて、ブドウだな側のコンポストに落ち葉や米ぬか、水を入れて、たい肥作りをしました。

生徒たちがコンポストの中に手を入れると

「生ぬるい」「暖かい」

といった声が聞こえ、微生物の分解が進んでいることを、実際に感じ取ることができました。

生徒たちは積極的にコンポストの中に入り、落ち葉を踏んだり、混ぜたりしてくれていました。
(米ぬかは6月に講演に来てくださった小澤さんのお店「天地米店(宮町)」さんの米ぬかです。)

「味噌づくり」


次は室内に移動して、生徒たちは「味噌づくり」の体験を行いました。

講師の先生から、
実は「たい肥づくり」と食べることができる「味噌づくり」は同じ「発酵」という仕組みを使って、出来ていること、
味噌のもとになる「大豆」は夏に自分たちが作った「枝豆」を成熟させてから乾燥させて作っているものであること、
普段食べている味噌は「大豆」と「麹」と「塩」を発酵させて、出来ていることを教わりました。

実際に「麹」の香りをかいだり、お米の周りについている麹を見たり、ゆでた大豆を食べてみて、柔らかさを感じたりしながら、日本人の食生活や生活には「発酵」という仕組みが上手に取り入れられているということを、知りました。

実際に、大量の麹と塩を自分たちの手で混ぜ、大豆をつぶし、容器に詰め、という作業を生徒たちは仲間や先生たちと一緒に取り組み、一人一つのオリジナル味噌を作成し、それぞれの自宅に持ち帰りました。
味噌の熟成の目安は6カ月です。6月にどんな味になったかを楽しみに、ご家族と一緒に観察してほしいと思います。

今後も、生徒たちに自然を身近に感じてもらえるような体験を行ってまいります。