花と緑の探究プログラム
10月18日(水)に、本校の空中庭園にて一貫中学生を対象に講師の先生方をお招きし、「第七回 花と緑の探究プログラム」を実施しました。
このプログラムは、農業に触れる機会が少ない生徒たちに、自然と触れ合いながら農業の魅力を体験し、自然と共生することについて理解を深めていくことを目的としています。
今回は「かぶとソラマメの種まき」「マリーゴールドの染め物体験」「花束づくり」を行いました。


かぶとソラマメの種まき
先月草刈りをして、みんなで作ったコンポストの堆肥を入れた畑にかぶの種を植えます。
生徒たちは初めて目にしたかぶの種の小ささに驚いていましたよ。
一人ひとりが丁寧に種をまき、優しく土を被せていきました。
ソラマメの種は「お歯黒と呼ばれる方を上に向けて〜」と、講師の先生のアドバイスをよく聞きポットに植えました。
大きく育つようみんなで見守っていきます。


マリーゴールドの染め物体験
6月に植えたマリーゴールドを生徒たちは大切に育て、沢山の花が咲きました。
染め物の液を作るために、マリーゴールドの花を摘んでいきます。
「花の色が違くても、ハンカチを染めると同じ色になるの?」
と、生徒から質問が出ると
「いい質問だね!」
と講師の先生が答えます。
その場で不思議に思ったことを質問しながら花を摘んでいきましたよ。
そして、いよいよマリーゴールドの花を煮詰めた鍋にハンカチを入れて染めていきます。
出来上がる形を想像しながら、絞り染めに挑戦する生徒もいました。
鍋で煮詰めた後にミョウバン液に浸すと、淡く染まった黄色から鮮やかな黄色へ変化して驚く生徒たち!
染め物に化学反応が利用されていることや、自分たちの育てた花で染め物が出来ることを知り、自然への興味がさらに広がったことと思います。


花束づくり
最後に、花束づくりです。
5月に植えたたねダンゴの花は、9月のフラワーアレンジメントの時にも摘みましたが、まだまだ沢山咲いています。
前回のフラワーアレンジメントで講師の先生に教わったことを思い出しながら、花束を作ります。
花束を受け取ってくれる人をイメージしつつ、夢中になって花束作りをしていましたよ。
「私もやってみたい!」「そのお花の名前を教えて!」
と、通りすがりの生徒たちも楽しそうに花束を作るみんなの姿を見て興味津々でした。


今回も生徒たちが楽しむ姿や感動している姿を沢山見ることができ、自然と触れ合う楽しさや魅力を知ってもらえて先生たちも嬉しいです。
これからも、生徒たちの成長するきっかけを作っていけるような体験活動を進めてまいります。
第一回 花と緑の探究プログラム
第二回 花と緑の探究プログラム
第三回 花と緑の探究プログラム
第四回 花と緑の探究プログラム
第五回 花と緑の探究プログラム
第六回 花と緑の探究プログラム