4月13日(土)に空中庭園にて、一貫中学生を対象にした「第13回 花と緑の探究プログラム」を実施しました。
去年の5月からプログラムに参加してくれた生徒たちも、2年生に。
1学年上になったことで、後輩ができ、一回り大きく成長しているように見えました。
さて、この日は、大きく3つのことをしました。
1学年上になったことで、後輩ができ、一回り大きく成長しているように見えました。
さて、この日は、大きく3つのことをしました。
じゃがいも植え付け後の観察
2月にみんなで植えつけたジャガイモの場所をみんなで観察してみました。 ぱっと見た感じでは、芽の出ている気配も無く、ちょっとがっかり。
でも講師の先生から「よく見てみて〜。何か変わってる所がないかな?」の声掛けで、みんなの視線が真剣に。
でも講師の先生から「よく見てみて〜。何か変わってる所がないかな?」の声掛けで、みんなの視線が真剣に。
ところどころ土が盛り上がっているところがあり、それがジャガイモの発芽だとわかりました。
2つある畝(うね)のうち、手前と奥とで、出ている芽の様子が違うのは、どうやら日当たりの違いらしいと確認。
じゃがいもの芽が動き出していることがわかって、みんなちょっと安心しました。
じゃがいもの芽が動き出していることがわかって、みんなちょっと安心しました。
枝豆と落花生のタネまき
南側の花壇に講師の先生たちが枝豆と落花生の種まきエリアを用意してくださいました。
まずは枝豆のタネから。
タネを蒔く場所がわかるよう、印のついたロープをはって、それを目印に1粒ずつタネをまきました。
まずは枝豆のタネから。
タネを蒔く場所がわかるよう、印のついたロープをはって、それを目印に1粒ずつタネをまきました。
最初にタネを置き、全部置いてから、人さし指の第一関節分(3cm)くらい穴をあけ、そこにタネを入れて土をかぶせたら終わり。
1列ずつ順番に交代してタネまきをしました。
1列ずつ順番に交代してタネまきをしました。
ちなみに、枝豆のタネは大豆そっくり。 それもそのはず、枝豆と大豆は同じ。若いうちにゆでて食べると枝豆。
そのまま育て続けて、収穫して乾燥させると大豆になります。 同じ植物なのに、人の都合で呼び名が変わるのはおもしろいですね。
そのまま育て続けて、収穫して乾燥させると大豆になります。 同じ植物なのに、人の都合で呼び名が変わるのはおもしろいですね。
その後、枝豆をまいたお隣に、落花生のタネもまきました。
こっちのタネは見た目が「皮付きピーナッツ」と同じで、「わぁ、ピーナッツだ〜」と声があがっていました。
まき方は基本的に同じ。 みんな積極的に作業してくれました!
順調に育って、みんなで7月の収穫祭で美味しく食べられますように!
稲藁を使ったミニ箒作り
調布市の市民農園からもらったワラを、2月にみんなで「みご」とりしました。
「みご」とは、ワラの芯の部分のこと。これを使って、ちょっとしたところを掃除するのに便利な、小さなホウキをつくります。
空中庭園から廊下を挟んで、東側にあるテーブルとイスのエリアに移動。
講師の先生から、ひとりずつ「みご」の束と、タコ糸、輪にした毛糸を受け取り、興味津々の生徒たち。
講師の先生たちから作り方の説明を聞き、ホウキづくりに挑戦です。
はじめは手こずっていたタコ糸の巻き方も、要領を得たらグルグルと上手に巻ける人も出てきました。
タコ糸の部分が持ち手になると同時に、フックなどに掛けておく輪の部分を固定する役目も担います。
はじめは手こずっていたタコ糸の巻き方も、要領を得たらグルグルと上手に巻ける人も出てきました。
タコ糸の部分が持ち手になると同時に、フックなどに掛けておく輪の部分を固定する役目も担います。
ゆるく巻くと「みご」も「毛糸の輪」も緩んでしまうので、加減が大事。
でも、みんな1〜2回やり直しただけでちゃんと巻きつけられ、30分程でかわいいホウキができあがりました。
でも、みんな1〜2回やり直しただけでちゃんと巻きつけられ、30分程でかわいいホウキができあがりました。
「この手づくりのホウキは、消しゴムかすなどを掃いたりするのに使うと便利ですいよ。ぜひ使ってみてくださいね」
と講師の先生から使い方を説明され、「お母さん喜ぶかな?」と、家での使い方を想像している子もいました。
と講師の先生から使い方を説明され、「お母さん喜ぶかな?」と、家での使い方を想像している子もいました。
ワラ(藁)は、昔からいろいろなことに利用されてきました。
みんなが食べているお米の「余り」ではありますが、縄をなったり、お正月のしめ飾りの材料になったり、利用し終わったあとも、堆肥として植物の栄養にもなります。
こういった「何ひとつ無駄になるものがない」ということも、何となく分かってもらえたらいいなぁと思いつつ、今回の作業を締めくくりました。
前回の「第12回花と緑の探究プログラム」はこちら