5月13日(月)、新1年生にとって2回目となる「花と緑の探究プログラム」の活動を行いました。
初夏の陽気のなか、空中庭園のブドウ側の花壇では、今の2年生が秋に蒔いた“たねダンゴ”が見事に開花し、ピンク色のアグロステンマや青色のヤグルマソウが咲き誇っていました。
16時前に生徒たちが集まると、まず「コンポスト」の観察からスタートしました。
ブドウ側の奥に設置されたコンポストを見ながら、コンポストの役割について話した後、「コンポストで微生物が発酵を進めるには何が必要?」という問いに、生徒からすっと「温度と水と酸素!」と元気な答えが。
正解です!
日当たりのよい場所に設置されていて、雨水も適度に入っていることから、しっかりと発酵が進んでいる様子が確認できました。
次に神社側の花壇へと移動し、こちらのコンポストも確認してみました。
こちらは南側に校舎があることもあって、温度がそれほど上がらず、さらに雨水がたくさん入っていたことから、酸素不足になっていました。
酸素不足になると、高校で学ぶ嫌気菌が優勢になるため、ドブのような臭いがします。ブドウ側のコンポストとの違いに、みんな鼻をつまみながら、身をもって理解したようです。




その後、花壇へ移動し、昨年度に今の2年生が植えたニンニクの様子を確認。7月の収穫祭で食べる予定ですが、生育状況を見るため、希望した生徒によって、ニンニクを数本引き抜いて様子を観察しました。また、先月植えたサトイモも元気な芽が出ていて、こちらの様子も合わせて確認しました。
この日は作業が盛りだくさん。続いて枝豆の種まきを実施しました。この場所は、昨年、1年生がサツマイモを育てた場所ですが、連作障害を防ぐために異なる作物を植えています。講師の先生が張ったひもに書かれている黒い点を目印に、枝豆のタネをもった生徒たちは丁寧に種をまいていきました。


最後は、講師の方々があらかじめ摘んでくださったアグロステンマやヤグルマソウなど使って、花のブーケづくりもしました。
ブーケは先月の活動でもやっているので、みんな自信をもって作業していました。
バケツいっぱいの花から好きなものを選び、思い思いに組み合わせてから、束ねていました。
みんな上手につくっていましたよ。
ちなみに、活動が始まる前、講師の皆さんが草花を摘んでいたところ、昨年活動に参加していた2年生から「今日は何やるんですか?」と声がかかったそうです。「ブーケづくりだけど、やってみる?」と聞いたところ、男子2人が嬉しそうに花束をつくって持って帰っていきました。
この活動も4年目に入り、少しずつ花と緑を愛する生徒が増えてきているのかも?
さて、この日の活動が終わった後、講師の皆さんたちは一年草を整理した花壇に、夏に咲く「ジニア(百日草)」の種まきを行いました。
夏休み明けには、また新しい景色が広がる予定です。
夏休み明けには、また新しい景色が広がる予定です。
次回の活動もお楽しみに!