お知らせ

2023年度始業式 式辞

2023.04.11

校長室便り



2023年度高校本科・MGS始業式 式辞


 高校本科・MGS2年、3年の皆さん、おはようございます。今日から2023年度となり創立100周年の記念すべき年がスタートします。それぞれの生徒が、2年生・3年生へと進級し、新たな気持ちで登校してくれたことと思います。この3年間は新型コロナウイルス感染症対策のため、いろいろな制約や制限があり、窮屈な3年間でした。しかし、まだまだ油断できませんが、ようやく新型コロナウイルス感染症も下火になり、平常の社会生活が戻りつつあります。学校生活としては、諸君の学校生活での制約や制限はほぼ無くなります。ただ、以前に戻るのではなく、新たな時代にきちんと対応していくと思って下さい。この3年での社会の変化は信じられないくらい大きな変化です。そういう社会にあって過去にしがみつくことはできません。未来に向かって新たなステージに進んでいくのが生徒諸君であり、明星の教育です。

 創立100周年を迎える明星の新学年の最初の日に、改めて、創立100周年から次の100年を目指す明星の新しい教育ビジョンと教育目標を確認して下さい。皆さんが学んでいる明星高等学校の教育が何を目指して教育活動が行われているかを知ることは、自分の成長への努力をする上で役に立ちます。

 「世界のトレンドに適応し続けるイノベーティブな学校」、「人と自然を愛し、自他の価値を大切にする学校」、「生徒と教師がともに成長し誇りを持てる学校」という三つが教育ビジョンです。教育ビジョンというのはこんな学校でありたいという学校が目指す姿です。

 そして、皆さんをどういう人間に育成するかというのが教育目標です。新しい教育目標は「自分の未来をデザインし共創していける人の育成」となります。自分の未来をデザインするというのは、将来どんな生き方をするか、その為に何を学び、何を身につけていくのか、自分の未来を思い描き、それに向かって努力できる人間に成長することです。共創とは、共に創りだすという漢字ですが、考え方が違う多様な立場の人たちと対話しながら、一緒に新しい価値を生み出していくという意味で、二十一世紀という不確実で多様化の時代には一番大切な考え方です。教育ビジョンと教育目標に基づいてすべての具体的な学校教育活動が行われているのだと思って下さい。

 さて、年度の初めに当たり、もう一つ話をします。高校時代というのは、挑戦した分だけ自分に帰ってくる場所です。初めてのことに挑戦するのはとても勇気がいることですが、探究学習や体験学習で学校の外にも交流の場を広げて新しい世界を知ることは自分の糧になります。SDGs推進校を宣言して3年が経ちました、SDGsを知る、触れる、やってみることがいかに大切かは既に実感していると思います。今年の卒業生はSDGs推進一期生でした。彼らは、いろいろなSDGsの足跡を残しただけでなく、MGSも本科も素晴らしい進学実績となりました。特にSMGSは17名中15名が国公立大学合格、その中でも一橋大学2名、東北大学2名、東京農工大学2名、東京学芸大学2名と超難関大学への合格を果たしました。また、本科もSDGs活動で育った生徒から慶応大学の自己推薦に2名合格、早稲田大学には一般入試で合格し、早慶上理の超難関私大にMGS32名、本科4名の素晴らしい成績になりました。他の大学進学実績もいままでにないものでしたが、SDGS活動によって培われた「目に見えない学力」が「目に見える学力」の後押しをしたのは言うまでもありません。高校というところは、皆さんの可能性をひろげることができ将来の土台をつくるところです。3年生は後1年、2年生は後2年、自分の可能性をしっかり広げる学びをして下さい。

 皆さんが、いろんなことに挑戦し、自分の可能性を広げて「目に見る学力」と「目に見えない学力」を身につけるために、健康で真面目に努力してくれることを期待して、創立100周年を迎える2023年度の始業式の式辞とします。     以上



中学2・3年始業式 式辞


 一貫コース2・3年の皆さん、おはようございます。春休みを健康で有意義に過ごし、今日の始業式で、皆さんの明るい顔、輝いている顔を見るのを楽しみにしていました。

 今日から2023年度となり創立100周年の記念すべき年がスタートします。それぞれの生徒が、2年生・3年生へと進級し、新たな気持ちで登校してくれたことと思います。この3年間は新型コロナウイルス感染症対策のため、いろいろな制約や制限があり、窮屈な3年間でした。しかし、まだまだ油断できませんが、ようやく新型コロナウイルス感染症も下火になり、平常の社会生活が戻りつつあります。学校生活としては、諸君の学校生活での制約や制限はほぼ無くなります。ただ、以前に戻るのではなく、新たな時代にきちんと対応していくと思って下さい。この3年での社会の変化は信じられないくらい大きな変化です。そういう社会にあって過去にしがみつくことはできません。未来に向かって新たなステージに進んでいくのが明星の教育です。

 皆さんは、明星中学校・高等学校中高一貫コースで学んでいますが、中学・高校という時代は、挑戦した分だけ自分に帰ってくる時代です。初めてのことに挑戦するのはとても勇気がいることですが、探究学習や体験学習で学校の外にも交流の場を広げている明星の生徒である君たちは、この1年間あるいは2年間で様々な新しい世界を見て知って感じできました。それは君たちの成長の自分自身の糧になり目に見えない学力を確実に伸ばしています。2023年度もいろいろな探究学習・体験学習が予定されています。受け身の学びではなく、積極的な学びを心がけて下さい。今、学習ではなく学びという言葉を使いました。学力とは、学ぶ力と書きます。学ぶ力というのは、教科学力だけでなく、全てのことにおいて学ぶことができる力のことです。学力の三要素という言葉を聞いたことがありますか。君たちが日々学んでいる授業は、学びの三要素を意識して組み立てられています。①「基礎的・基本的な知識・技能の習得」②「これらを活用して課題を解決するための思考力・判断力・表現力」そして3つめは「主体的に学習に取り組む態度」を学力の三要素です。これらの三つの要素は部活動や学校行事を含むすべての学校活動において学ぶ力をつけるのにとても大切ですし、大学生や社会人になって学ぶ力の土台を作っているのです。特に3つ目の「主体的に取り組む態度」は君たち一人ひとりが心掛けて努力しなければなりません。教科学力だけでなく、スポーツや芸術やSDGs活動や探究学習や体験学習でも、全てにおいてこの三つが求められていることを覚えておいてください。もう一度いいます。

 最後に、昨年一年間君たちに言い続けたことを今年もしつこく言い続けます。覚えていますか。「挨拶をする」「本を読む」「ありがとうと言える人になる」の3つでした。よく、運がいいとか、運が悪いとか言います。運という漢字は運ぶという意味です。運は自分で運ぶだけでなく、周りの人も運んできてくれます。その為には、自分から挨拶をして、いろんなことにありがとうと言ってみて下さい。相手も挨拶を返してくれたり、微笑みかけてくれたり、心を開いてくれます。そうなると周りの人から運をもらうチャンスがひろがりますし、挨拶をし、ありがとうと言える人になると「いじめ」や「いじわる」のような人間としてやってはいけないことをやらなくてすみます。明星の生徒は「明るく、元気で、優しい人」を目指して欲しいと校長として思っています。そして、本を読むことで、世界中を旅することができると建築家安藤忠雄さんの絵本から君たちにお話ししました。今年も、100冊の読書に挑戦してください。本を読むことで世界が広がり、思考力・判断力・表現力を身につけるのにも役立ちます。皆さんが、自分の成長のためにいろんなことに挑戦し、自分の可能性を広げることに、毎日、健康で真面目に努力してくれることを期待して、創立100周年を迎える2023年度の始業式の式辞とします。     以上


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