

2007(平成19)年に創立20周年を迎えたいわき明星大学。20周年を機に薬学部を新設し、現在は科学技術学部と人文学部とともに3学部体制となり、地域に密着した教育活動に力を注いでいます。その「地域密着」を重視する大学の考え方は、いわき明星大学開学に至るまでの背景が、大きく影響しています。
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| いわき明星大学開学式 | 福島県いわき市が、学術文化の面でさらなる飛躍を実現するべく、「来る21世紀を担うに足る人材育成に取り組むための大学を創設する」との計画を発表したのは1976(昭和51)年でした。明星学苑では、その壮大な計画に賛意を表し、いわき市と幾度も折衝する場を設けたのです。そして迎えた1984(昭和59)年4月、合意書に調印。翌1985(昭和60)年3月には、いわきニュータウンの一角において敷地造成に着工、本格的に新大学創設に向けての活動がスタートしました。
創設時のいわき明星大学は、「理工学部」と「人文学部」との2学部制でした。この2学部を設置する意義について、〈来るべき21世紀に向けて急速に変貌する社会的要請に応えるため、科学技術を中心とした基礎的、応用的研究および教育を行うとともに、いまや地球的規模で動く経済、文化、社会の動向に対応して国際感覚を十分に備えた学術分野の研究および教育を行うため〉と、『明星ものがたり』に記されています。
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| いわき明星大学薬学部棟 | 時を経て、理工学部は「科学技術学部」へと改組改編されましたが、いわき明星大学が歩んでいる道は、開学時にめざした理念とまったく変わっていません。
なお、いわき明星大学の3つ目の学部として昨年新設された薬学部は、地域ぐるみで将来的な医療分野への不安を解消するために大きな意義のある事業であり、明星学苑の、そして地元いわき市の悲願でもあったのです。
創設当時の記録を繙くと、いわき明星大学の開学式は、1987(昭和62)年の10月14日に、大学の児玉記念講堂において挙行されました。明星中学高等学校、明星大学、いわき明星大学の生徒・学生により編成された100名のオーケストラによるシベリウス不朽の名曲「フィンランディア」の演奏で幕を開けた開学式には、約1,500名の方々が列席、大学新設に対する期待の大きさが窺い知れます。
いわき市に請われ、いわき市と二人三脚で創設し、そしていわき市民とともに成長してきた「いわき明星大学」。21世紀を見据えつつ創設されてから20余年を経過しましたが、実際に21世紀を迎えた今もなお、地元いわきに密着し、新たな未来に向けてチャレンジを続けています。
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