一般の方々を対象とした相談業務と、 大学院生を中心とした専門家養成の拠点。
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多摩モノレールの駅を降りて明星大学方面へ。「Star Way」を歩くと最初の通路でつながる建物・24号館の1階に「心理相談センター」は設けられています。カウンセリング、発達相談、心理検査など、さまざまな「こころ」に関する悩みに対し、相談・援助サービスを行なう当センターは、設立以来、地元を中心に多くの方々に活用していただき、その認知度も年々アップ。業務内容も徐々に拡大してきました。現在のセンターの主な特色としては、次の3点が挙げられます。
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〈1〉「地域貢献」への取り組み
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地域との連携をも目的として発足した心理相談センター。教育相談系の業務を中心にスタートし、その後、徐々に業務の幅を広げながら地域への貢献を続けてきました。まずメインとなる相談業務ですが、2005年度実績で延べ2,700件の相談に対応。おそらく2006年度は延べ3,000件を超えると思われます。基本的に月〜土曜の9時〜17時を受付時間としていますが、ほぼ1年を通して予約でいっぱいになる計算です。これだけでも堂々と「地域貢献」を名乗れそうですが、さらにセンターでは、日野市の教育委員会と協力関係を結び、市内の小・中学校へスタッフが訪問しての巡回相談も実施しています。これは各校ごとに求められている発達障害などを持った生徒に対応できる教員(特別支援教育コーディネーター)の養成に際し、その研修を一手に引き受けているものです。大きな信頼の基に成り立っている地域への貢献と言えます。
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〈2〉「教育機関」としての位置付け
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心理相談センターはあくまで教育機関であり、病院とは違って利益を追求する立場にはありません。その分、クライアント第一主義での活動が可能となり、よりきめ細かなサービスの提供が行なえます。また、大学院の人文学研究科に心理学専攻(臨床心理学コース)を設置している明星大学では、大学院生の実習の場としてセンターが担う役割も重要です。25名前後の大学院生が研修員として名を連ねていますが、クライアントの状態などを考慮して、実際にカウンセリングを担当します。クライアント側から見ればプロも院生も関係なく、院生の資質が試されるのです。大きな責任を伴いますが、院生にとっては貴重な経験を積むことができます。なお、大学院の心理学専攻臨床心理学コースは、「臨床心理士(第1種)」受験資格認定校としての指定を早い段階で受けており、これまでに多くの修了生が臨床心理士の資格を取得するなど、業界に多くの専門家を輩出しています。
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〈3〉充実した「スタッフ」を配置
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心理相談センターの主なスタッフの構成は、大学の教員が5名、専門相談員が4名、実習指導員が2名、そして管理職員が2名です。そこに大学院生が研修員、大学院修了生が研究員として参加する形で運営されています。設立当初は教育相談系のみへの対応でしたので、相談に訪れるクライアントも児童の発達障害など親子連れがほとんどでした。それが医療系にも対応できる専門相談員の加入により、相談内容も多様化。現在は児童関連の相談が6〜7割、他を成人の方々からの相談が占めるようになりました。スタッフの充実によって、より幅広い相談に対応できるよう、まだまだ進化している段階です。

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府中校との連携計画も具体化。将来的には学苑全体での活動を視野に。
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現在は一般の方々のみを対象とする心理相談センターですが、キャンパス内の学生への開放を求める声があります。しかし心理相談を行なうカウンセラーと学生・生徒からの相談を受けるスクールカウンセラーとは、実務的に異なる点も多く、なかなか難しいのが実情です。そこで、府中校に中学・高校を含めた全学的な新センターを発足する計画が進行しつつあります。これは従来の府中校の「マイルーム」、青梅校の「学生相談室」をさらに充実させるもので、専任のスタッフとして、相談員以外に全体の流れを把握するコーディネーターも配置。心理相談センターとも連携しながら、業務が円滑に進行できるよう配慮される予定です。そして、将来的には、幼稚園から大学まで備える明星学苑全体で連携を取り合った「総合心理センター」のような施設が完成し、学苑全体で人々の「こころ」の問題に取り組んでいける体制が構築できれば理想的だと考えられています。
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