INDEX 理事長対談 教育の現場から_1 教育の現場から_2 歴史点描


教育の現場_2
明星中学高等学校のさらなる発展のために
2006(平成18)年4月より明星中学高等学校に就任された城戸一夫校長と北原都美子副校長に、 明星学苑の印象とこれからの抱負をお聞きしました。

教員一人ひとりが、明星の輝かしい“伝統”をさらに輝かせるという意識を持って欲しい
明星中学高等学校校長 城戸 一夫
城戸 一夫
城戸 一夫
明星中学高等学校校長

教育の中核を担った「明星」を取り戻す

 大正末期から昭和初期にかけて、劇的な「新教育運動」ともいうべき教育改革が我が国において展開されたとき、「明星学苑」は間違いなくその中核にいました。しかし残念ながら、外から見ていたときも、こうして縁あって中から見ることになっても、ここ近年の私学の教育改革からは少し遅れを取っていると感じているのが本音です。
 ちょうど中学、高校ともに改革期にあたり、男女共学や中高一貫教育への取り組みなどがスタートしていますが、それらは他校でもすでにやっていること。ただ実施するだけでなく、そこから何を生み出していくのか、明星ならではの特色をどうアピールできるのかが問題ではないでしょうか。
 就任間もないこともあり、何が「明星らしさ」なのかを見極めるには、もう少し時間をいただきたいのですが、少なくとも昭和初期のあの「新教育運動」でリーダーシップを発揮した“明星の精神”は、今も生きているはずです。輝かしい伝統は、いつまでもそのまま守り抜くものではなく、時代に応じた改良を重ねることで、どの時代においても“真の伝統”として輝き続けます。新しい明星中学高等学校の伝統を、さらに輝かしいものとするために、尽力してまいるつもりです。

教育に対する情熱を遠慮なく“表現”しよう

 今回の就任を機に、明星中学高等学校では初となる副校長制を採用しました。今後、学校改革を進めていくためには、情報の収集や人的ネットワークの構築をはじめ、通常の何倍もの業務が必要となります。それらに備えるためのパワーが必要と感じた結果の副校長制度です。幸い副校長としての経験も豊富な北原先生にご快諾いただき、連携しながらより良い教育体制を築いていきたいと思います。
 とはいえ学校の改革には、我々だけでなく教職員一人ひとりの強い意識が必要不可欠です。この春に就任し、現状を知ったのですが、ここ明星中学高等学校は、他の私学と比べても引けを取らない多くの教員数を誇ります。合わせて、人格的にも優れた先生方が集まっているとお聞きもしています。ただし、まだ教育に対する情熱を“表現”しきれていない先生方が多いというのが私の第一印象です。決して自分本位にはならず、心から生徒たちを愛し、全力で教育に取り組んでいく。教育することにおいて遠慮は必要ありません。そんな教員一人ひとりの積極的な姿勢が、新しい明星中学高等学校への第一歩につながるはずです。
 明星学苑は、幼稚園から大学まで備える総合学園です。「学校法人明星学苑」に関係している全教職員で、いま一度「新教育運動」再建に向けての取り組みを進めることができれば素晴らしいことだと考えています。明星がさらに輝くためのヒントは、外の世界ではなく、意外と学苑のなかにあるのかもしれません。

学校の全体像を把握するためには、実際に生徒たちと接することが一番です。
明星中学高等学校副校長 北原 都美子
北原 都美子
北原 都美子
明星中学高等学校副校長

教員同士の円滑な連携を…

 母方の祖母の別荘が府中校の近くにあったため、小さい頃から明星学苑の前はよく通り、「緑がきれいな学校だな」と思っていました。まさか「あの明星」に勤務することになるとは考えてもみませんでしたが、これも何かのご縁なのでしょう。一歩足を踏み入れたときに「木々のやさしさ」を感じ、幼い頃の記憶がよみがえりました。
 今回、副校長として就任し、私自身は副校長の役割を「教員間の橋渡し」だと考えています。校長と各教員、中学と高校の教員など、同じキャンパス内にいても、それぞれに多忙で「教員間」での意志疎通は意外と難しいものです。円滑に先生方との連携を取り合うことで、より良い教育体制を築いていければと思っております。

子どもたちの“今”だけでなく
“未来”をも意識して

 副校長をお引き受けする際に、ひとつ学苑にお願いしたことがあります。それは、実際に教壇に立つ機会を与えていただくことでした。その希望が叶い、いま中学2年生の数学一クラスを担当しています。これまでの教員生活で実感したことですが、実際に生徒たちと接することにより、学校の雰囲気を肌で感じることができます。副校長との兼任は確かに大変ですが、生徒たちと接することは私の喜びであり、許される限り、今後も続けていきたいと考えています。
 また、生徒たちは勿論ですが、保護者の方々と対話する機会も多くあればと思っております。私学にお子様を預けられる保護者の思いはさまざまです。児玉九十先生が「家庭と学校が両輪の如く…」と教育の真髄を語られたように、保護者の方々と共に、生徒たち一人ひとりの力を最大限に伸ばし、明るい未来を実現できるよう力を注いでいきたいと思います。

明星学苑の「理念」実現をめざして…

 最後に、明星学苑でこれからご一緒する皆さんにメッセージを送ります。
 まず在校生の皆さんへ。積極的に学習する意欲を持ってください。「中学、高校でもっと勉強をやっておけばよかった…」と誰もが後悔するもの。机上の学習だけではありませんが、今の時期にしっかりと身につけておかなければならないことがあるはずです。
 そして保護者の方々へ。ぜひ生徒たちと膝を交えて向き合ってください。そして聞き上手になり、心の対話をして欲しいものです。生徒たちはいつもメッセージを発信しています。
 最後に教職員の皆さんへ。明星学苑の「理念」である「世界に貢献できる人の育成」を目指して、一人ひとりの生徒たちを皆で見守っていきたいものです。そのためにそれぞれが持っている力を出し合って取り組んでいきましょう。

学校法人明星学苑  〒191-8506 東京都日野市程久保2-1-1  TEL.042-591-5557代表
広報課 TEL.042-591-9397 直通  MAIL:honbu-koho@stf.meisei.ac.jp個人情報保護法への取り組み
学校法人明星学苑
WEBサイトTOPへ